総務省消防庁によりますと、7月1日から7日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて9105人でした。
7日には静岡市で最高気温が40度に達するなど、東日本や西日本で危険な暑さが相次いだこともあり、前の週(6月24日~30日 2276人)の4倍と、ことし最も多くなりました。
去年の同じ時期(4026人)と比べてもおよそ2倍に増えています。
このうち
▽死亡した人は19人で
▽入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて3248人
▽「軽症」が5731人でした。
年齢別では
▽65歳以上の高齢者が5378人と全体の6割近くを占めたほか
▽18歳以上65歳未満が2850人
▽7歳以上18歳未満が799人
▽0歳から7歳未満が78人でした。
都道府県別では
▽東京都が907人と最も多く、去年の同じ時期の(376人)2.4倍に上りました。
次に多かったのが
▽愛知県で763人
次いで
▽大阪府の595人
▽埼玉県の584人
▽兵庫県の472人などとなっています。
また、熱中症となった場所別では
▽住宅が3449人と最も多く
次いで
▽道路が1877人
▽屋外の競技場や駐車場などが1201人などとなっています。
搬送者が4倍に増えたことについて、総務省消防庁は「熱中症警戒アラート」が発表されるなど暑い日が多かったためだとしています。
そのうえで、今後も気温の高い日が続くと見込まれることから、適切に冷房を使用したり、こまめに水分を補給したりするほか、作業を行うときは適度に休憩するなど熱中症への対策を呼びかけています。