富士河口湖町にあるコンビニ周辺では、店の上に富士山が乗ったような写真が撮影できるとSNSで話題になったことから、多くの外国人観光客などが訪れ、撮影のために交通量の多い道路を横断する行為などがあとを絶ちませんでした。
このため町はことし5月、富士山が見えないように店の周辺の歩道に沿って網目状の黒い幕を設置しました。
幕はその後、破れたり穴が空いたりしたことから、町はより丈夫な素材のものに替えることにし、25日午前8時すぎから新しい幕に張り替える作業が行われました。
町によりますと、新しい幕は景観に配慮して茶色にし、黒い幕に比べて目が細かくなっているということです。
作業員は、支柱に通した鉄製のワイヤーに長さ20メートル、高さ2.5メートルの幕を固定し、正午過ぎに張り替えを終えました。
富士河口湖町の都市整備課は「新しい幕は壊さないでほしい。今後、幕を取り外せるかどうか観光客の動向や現場の状況を注視していきたい」としています。