広島県の呉警察署の元巡査長、吉屋薫被告(38)は、去年からことしにかけて、
▽業務用のパソコンにあった捜査資料である女子児童の裸の写真をスマートフォンで撮影して所持したほか
▽靴に埋め込んだカメラを使って女性のスカートの中を盗撮したなどとして
児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われました。
19日の判決で、広島地方裁判所の小川貴紀裁判官は「警察官の立場を利用し、事件の関係者の信頼を裏切る悪質な犯行だ。高い規範意識が求められていたにもかかわらず、自己の性的欲求を満たすという動機は身勝手で、社会的な悪影響は看過できない」として、懲役10か月、執行猶予3年を言い渡しました。