日本郵便によりますと、全国にある一部の郵便局では、事前に顧客の同意を得ないまま、同じグループのゆうちょ銀行の顧客情報を流用していたということです。
具体的には、顧客の貯金残高などをもとにイベントの集客リストを作成し、同じグループのかんぽ生命の保険の勧誘にも使っていたということで、保険業法に違反している可能性があるということです。
日本郵便は顧客が郵便局を訪れた際には同意を得ていたとしていますが、リストを作成する際には事前の同意を得ていなかったということです。
こうしたことから日本郵便は20日、全国の郵便局に対し、ゆうちょ銀行の顧客情報を使ったイベントを中止するよう指示しました。
今後もゆうちょ銀行やかんぽ生命と調査を続けるとともに再発防止策を検討するとしています。