24日午前、墨田区墨田5丁目と港区海岸3丁目の住人から「水道水から臭いがする」と都水道局に連絡があり、その後の検査でいずれもシンナーのような臭いが確認されました。
これを受けて、都水道局は墨田区と港区の合わせておよそ420軒に対し水道水を飲まないよう呼びかけていましたが、配水管の水を流したところ、25日朝までに臭いは消えたということです。
異臭がした2つの地域は配水系統は異なり、都水道局は原因を調べていましたが、いずれも近くにある「水管橋」と呼ばれる水を送る橋の水道管にたまった水が逆流したことで異臭がした可能性が高いとする調査結果を公表しました。
ただ、なぜ水が逆流して異臭がしたかや、別々の場所なのに同じようなタイミングで異臭がした理由はわからず、調査は続けるとしています。
都水道局は水がたまりやすい場所での排水作業を強化するなどして再発防止に努めるとしています。