川崎市のグラウンドに集まったのは、関東各地から参加した6チームおよそ150人で全員が80歳以上です。
大会は高齢の人たちでつくる野球チームの団体「関東還暦軟式野球連盟」が「生涯現役」などをモットーに毎年開いていて、30日は「傘寿の部」の試合が開かれました。
試合は最長5回までで、90分以内に終わります。
塁と塁の距離も一般のルールより、およそ2メートル短い25メートルとなっていますが、日頃の練習の成果を出そうと試合は真剣そのものです。
選手たちは鋭いスイングで打球を放ったり、巧みなグラブさばきでゴロを捕ったりして年齢を感じさせないはつらつとしたプレーを披露していました。
今回、参加した選手のうち最高齢の88歳でキャッチャーを務めた男性は「二塁までノーバウンドで投げられるよう、最低でも週2回はジムで鍛えています。100歳まで野球を続けるのが目標です」と話していました。
また、スリーランホームランを放った80歳の男性は「きょう打てたのは1本だけでしたが、その1本がホームランでした。小学生のころから野球を始め70年続けていますが、こうした大会はありがたいです」と話していました。