京都府警によりますと、ことし8月から9月にかけて、白井本部長が府警本部の庁舎内で部下から説明を受けている際に「殺すぞ」と発言するなど、不適切な言動があったという訴えが、複数の職員から寄せられました。
府警ではハラスメント防止対策要綱で、優越的な関係を背景に、業務上必要な範囲を超えた言動などを、パワーハラスメントと規定しています。
訴えを受けて府警の監察官室は、パワーハラスメントの可能性があるとして8月下旬から関係者への聞き取り調査を進めていて、警察庁にも報告しているということです。
白井本部長は富山県警の本部長や警視庁の総務部長などを経て、去年3月から京都府警の本部長を務めています。
本部長はNHKの取材に対し、「部下に対する不適切な発言があったことは事実であり、大変申し訳なく思っています。関係者の方もおられ、現在、調査を受けている立場でもあるので、詳細は差し控えます」とコメントしています。