9月19日、相模原市中央区で下水道管の耐震工事をしていた作業員の男性2人が雨水に流され、警察は3日後に市内の川で遺体で見つかった男性2人とみて確認を進めています。
相模原市によりますと当時、現場では7人の作業員が10メートルほど地下の下水道管で作業していて、地上にいた別の作業員が下水道管の中へと降りて「雨が降りそうだ」などと伝えたあと避難を開始し、急激に雨が強まるなか2人が逃げ遅れたとみられています。
工事を請け負った会社が相模原市に事前に提出していた「施工計画書」では、下水道管の中にランプを設置し天気の急変など非常時に点灯させて避難を呼びかけることになっていましたが、実際には使われていなかったことが市への取材で分かりました。
相模原市は安全管理に問題があったとして事故を検証するチームの設置を決め、再発防止策についても検討を進めることにしています。