珠洲市によりますと、記録的な大雨などの影響で、雨が降った際に、河川に土砂が流れこみやすくなっていて、水道用の水として利用している鵜飼川では、水が濁った状況が続いているということです。
浄水場で水に含まれる土や砂などを取り除く「浄水処理」を行っても、濁りなどが十分にとれずに、水道水の基準を満たさないケースが多く、供給できる水道水の量が減少しているということです。
さらにことし1月の地震や今回の大雨の影響で破損した水道管から水が漏れだしていることから、供給量がたりなくなり、今後、さらに広い範囲で断水が起きるおそれがあるということです。
珠洲市によりますと、今のところ、新たに断水が発生したという情報はないものの、住民から水がでにくいなどという連絡が複数、寄せられているということです。
珠洲市は「住民の生活に支障がでないよう対応を急いでいるので、節水に協力してほしい」としています。