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被爆者資料保存活用へ計画の拠点施設 10年以上設立めど立たず

時間: 12/01/2024ソース: 匿名現在の場所 >>文章

被爆者の高齢化が進む中、2011年にノーベル賞作家の大江健三郎さんらが中心となって「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」を立ち上げ
▽被爆者の手記や証言
▽核兵器廃絶を世界に訴えてきた日本被団協の活動の記録
それに
▽研究機関などによる被爆の被害や影響に関する調査結果など
およそ2万点の資料を収集してきました。

そして、集めた資料を活用する拠点として「継承センター」を東京都内に新たに設立する計画でしたが、候補地の選定や資金集めなどが進まず、10年以上たった今も設立のめどが立っていないということです。

現在、資料は複数の場所で保管されていて、一部の資料は研究者などの求めに応じて公開してきたということですが、多くの資料は活用できていないということです。

会では、今後も候補地の選定など設立に向けた検討を急ぐとともに、デジタル化した資料のオンラインでの公開に向けて準備を進めたいとしています。

「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の平井朗さんは「一刻も早くという思いはあるが、場所のめどがつかず、一番最初の入り口のところで進んでいないという状況だ。『ノーモアヒバクシャ』の志を継承していくために場所や資金の面でいろいろな方々にご支援をお願いしたい」と話していました。

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