今月2日、日本航空の旅客機が羽田空港に着陸した直後に、滑走路上にいた海上保安庁の航空機と衝突して炎上した事故では、海上保安庁機が誤って滑走路に進入し、管制官や日本航空機はこれに気がついていなかったとみられています。
この事故で、事故原因の調査を行っている国の運輸安全委員会が、今月25日から海上保安庁機の機長への聞き取りを始めたことが分かりました。
関係者によりますと、事故で大けがをした機長が集中治療室から一般病棟に移ったのを受け行われたということで、聞き取りは今後も続けられるということです。
国の運輸安全委員会は、日本航空機のパイロットや客室乗務員、管制官からも聞き取りを行っているほか、双方の機体から回収したボイスレコーダーやフライトレコーダーを分析して当時の詳しい状況を調べています。