通知では、男の子が利用していた施設では、
▽乳児をうつ伏せのまま寝かせることがあり、仰向けで寝かせるなど、窒息や乳幼児突然死症候群などへの配慮が不十分であったほか、
▽睡眠中の子どもの顔色や呼吸の状態を、きめ細かく観察していなかったことが、
所管する自治体の調査で明らかになったと指摘しています。
そのうえで、保育施設などで、体の機能が未熟な乳幼児の睡眠中のリスクを認識し、安全確保を徹底するよう求めています。
具体的には、
▽医学的な理由で、医師からうつぶせで寝るのをすすめられている場合以外は、乳児の顔が見えるよう、仰向けに寝かせるほか
▽安全な睡眠環境を整えることが、窒息や誤飲、けがなどの事故を未然に防ぐことにつながるとしています。
また、定期的に子どもの呼吸や体位、睡眠の状態を点検することなどによって、異常が発生した場合の早期発見や、重大事故の予防のための工夫をするよう求めています。