警視庁によりますと、今回の東京都知事選挙と都議会議員の補欠選挙で、投票が締め切られた7日午後8時までに、ポスターを破るなどして逮捕されたのは8人で、前回・4年前の同じ時期に比べ7人増えました。
また、公職選挙法違反の疑いなどで出された警告は合わせて22件で、このうち、▽禁止された場所にのぼり旗を立てたり、禁止された方法でポスターを掲示したりする、「文書掲示」に関する違反は13件、▽認められていない政党名を出して活動する「政治活動の規制」に関する違反は5件でした。
警告件数全体では、のぼり旗の違反が相次いだ前回・4年前の同じ時期に比べて、19件減りました。
一方、今回の都知事選では、選挙ポスターをめぐる問題が相次ぎ、警視庁は、▽全裸に近い女性の画像を載せたポスターを貼った候補者に対し、都の迷惑防止条例違反にあたるとして、▽風俗店の店名などを記載したポスターを貼った政治団体の代表に対し、風営法違反の疑いがあるとして、それぞれ警告を行いました。