警察によりますと24日午後1時半ごろ、苅田町松原町にある「UBE三菱セメント」の敷地内の工場で「積み荷が4、5メートルの高さから落ちて下にいた人に当たった」と消防に通報がありました。
現場ではベルトコンベア用のベルトをクレーンでつり上げ、交換する作業が行われていましたが、何らかの原因でベルトが落下して作業をしていた20代と40代の男性2人に当たったということです。
2人は病院に搬送されて治療を受けていて、20代の男性が意識不明だということです。
また、40代の男性は背骨を折る重傷だということです。
「UBE三菱セメント」によりますと、ベルトコンベアは土や原料などを運ぶためのもので当時は7、8人が交換作業を行っていたということで、警察は詳しい状況や事故の原因を調べています。
「UBE三菱セメント」はNHKの取材に対して「現在、原因は調査中です。今後、原因特定に向けて調査を進めてまいります」とコメントしています。
この工場では今月11日、岸壁に接岸していた船で積み荷の保管場所のハッチを開けようとしたところ、爆発が発生し、船内や岸壁にいた男性7人がやけどを負うなどして病院に搬送されました。