防衛省は、去年1月から鹿児島県西之表市の馬毛島でアメリカ軍の訓練などにも使用される自衛隊基地の工事を進めています。
工期はおおむね4年を見込んでいましたが、精査したところ、3年遅れて令和12年3月になると見込まれることが防衛省関係者への取材で分かりました。
これは大阪・関西万博など、ほかの大型公共工事の影響で人手や資材が不足していることや、建設場所の地質や形状が想定と異なっていたことなどが理由だということです。
防衛省は、馬毛島に建設する基地でステルス戦闘機F35Bの発着訓練などを計画しているほか、アメリカ軍の空母艦載機も訓練で使用するとしていて、完成時期がずれ込むことで運用面で一定の影響が出ることも予想されます。