都内では10月に入って、板橋区、練馬区、それに武蔵野市などで左手の先がないサルの目撃情報が相次いでいます。
10日は、午前10時前に府中市南町の多摩川沿いにある「府中市郷土の森博物館」の敷地内で同一とみられるサルが目撃されました。
博物館の学芸員が撮影した映像からは、木の棚に上って動き回り、時折 威嚇するサルの様子がわかります。
学芸員によりますと、敷地内の施設に展示していたしめ飾りの昆布がかじられたということです。
学芸員は「幼児くらいの大きさで元気そうだった。開館中でしたが、客に被害がなくてよかったです」と話していました。
府中市は、サルを見かけても近づいたり驚かせたりせず、目をあわせないようにしてゆっくりと立ち去るよう呼びかけています。