昭和49年からよくとしにかけて過激派の「東アジア反日武装戦線」が起こした連続企業爆破事件のうち、昭和50年4月に東京・銀座にあった「韓国産業経済研究所」のビルに爆弾を仕掛けて爆発させた事件に関わったとして、メンバーの桐島聡容疑者が爆発物取締罰則違反の疑いで全国に指名手配されていました。
神奈川県内の病院に入院している人物が桐島容疑者と名乗っていて、警視庁が確認を急いでいますが、この人物は、数十年前から「ウチダヒロシ」という名前で生活をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
神奈川県藤沢市内の土木関係の会社で、数十年前から住み込みで働いていたということです。
入院の際にもこの名前を使っていましたが、健康保険証などの本人証明書を提示していなかったということです。
その後、「最期は本名で迎えたい」などと話したということで、警視庁は、DNA鑑定などで確認を急ぐとともに、詳しい生活の実態などを調べています。