美郷町では1月17日、体長およそ50センチのクマ1頭が千畑小学校のグラウンドの木に登っていたのを町の職員が確認しました。
クマが見つかったのが下校時間と重なっていたため、学校は徒歩で帰宅する児童の保護者に迎えに来るよう依頼するなどの対応に追われましたが、けがなどの被害はありませんでした。
クマはおよそ4時間、木の上にとどまり、その場から去ったということです。
学校では今も車で児童を送迎している保護者もいて、母親のひとりは「学校から自宅まで歩くと30分ほどかかり、学校にもクマが出て怖いので、毎日は大変ですがいまも車での送迎を続けています」と話していました。
千畑小学校の田丸俊宏教頭は「1月になってもクマの目撃情報があり驚いています。下校時などは出入り口にたって警戒し、引き続き児童の安全を守っていきたい」と話していました。
また、去年12月には大館市で吹雪の中、木に登って柿を食べるクマの様子が撮影されました。
去年12月17日に大館市の民家の近くで吹雪の中、柿の木に登るクマをNHKのディレクターが偶然見つけ、車の中から撮影しました。
撮影したディレクターによりますとクマは50センチほどで、住宅の裏にある柿の木を登って柿を食べていて、少なくとも5分以上柿を食べたあと木から下りてその場から去ったということです。
秋田県警察本部によりますと、今シーズン、冬の時期のクマの目撃が相次いで寄せられ、ことしに入って6日までに16件の目撃情報が寄せられたということです。