東京の23歳の大学生はことし4月、電話で示談金を要求されていた石川県内の高齢者3人のもとを弁護士を装って訪れ、合わせて700万円をだまし取ったとして3度にわたって詐欺の疑いで逮捕されていました。
逮捕当時の警察の調べに対して「紙袋を受け取って知らない人に渡したが、袋の中に金は入っていない」などと容疑を否認していました。
金沢地方検察庁は捜査を進めた結果、今月3日付けでいずれも不起訴にしました。不起訴の理由は明らかにしていません。
また、同じように弁護士を装って小松市の70代の女性から現金300万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていた17歳の少年については、今月8日付けで金沢家庭裁判所に送りました。