厚生労働省のまとめによりますと、令和5年度の医療費は、概算で47兆3000億円で、前の年度から1兆3000億円、率にして2.9%増加し、3年連続で過去最高を更新しました。
また、国民1人当たりの医療費は38万円で、前の年度より1万2000円増えました。
75歳未満が25万2000円で、75歳以上は96万5000円となっています。
一方、主な病名が新型コロナと診断された人の医療費は推計でおよそ4400億円で、前の年度から半減しました。
厚生労働省は「新型コロナに関連する医療費は『5類』への移行に伴って減ったものの、過去最高を更新したのは、高齢化の進展や医療の高度化が影響している」と分析しています。