おととし6月、大阪 富田林市の団地で、置き去りにされた小野優陽ちゃん(当時2)が熱中症で死亡しました。
祖母の小野真由美被告(47)は、優陽ちゃんの手足を縛ったうえ、ベビーサークルの中に3日間にわたって閉じ込め、十分な水分や食事を与えずに熱中症で死亡させたとして、保護責任者遺棄致死と監禁の罪に問われました。
これまでの裁判で小野被告は、起訴された内容について「緊縛した事実はない」などと主張していました。
16日の判決で、大阪地方裁判所堺支部の藤原美弥子裁判長は「遺体には圧迫痕があり、小野被告の子どもの証言と客観的な証拠が整合している」として、優陽ちゃんの手足を縛ったと認定しました。