小林製薬では一連の問題の責任を取っていずれも創業家出身の小林一雅氏が会長を辞任し、小林章浩社長も辞任することが決まっています。
前会長は、7月23日付けで新たに特別顧問に就任していますが、会社は、報酬として月額200万円を支払うことを決めました。
これは、社内の規定で定められた通常の顧問に支払う報酬の4倍にあたるということです。
また、契約期間は通常の顧問は2年ですが、前会長が就いた特別顧問は3年だということです。
会社は「再建に向けて知見と経験をいかすことが有用であると判断して処遇を決めた」としています。
小林製薬をめぐっては、今回、辞任する社長と新たに社長に就任するいまの専務はそれぞれ月額報酬の一部を自主的に返上しますが、前会長は返上しないとしています。
これについて、会社は「取締役を辞任したため」と説明しています。